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酢昆布がうまい

ブラック企業のあの手この手 「ブラック企業に負けない」

 いつからだろうか、"ブラック企業"というワードが世間一般に認知されたのは。今の日本はネットで使われていたブラック企業という言葉が2013年の流行語に選ばれるぐらい問題視、非難の対象となっている。
 
 今回読んだ本は、そんなブラック企業と闘うための本。闘うとなれば相手の手口を知っているに越したことはない。この本にはブラック企業の手口と、もしブラック企業に入社した際にどう対処すれば良いのかがまとめられている。
 
 今回もいつものように、読んで自分なりにためになった部分を紹介します。
 

 

  •  ブラック企業の基本コンボ

     ブラック企業はなぜブラックと呼ばれるのか、それは労働者を自主退社まで追い込む様式美にある。
     
     まずは、労働者の限界を超えるような過酷な労働環境を強制し、鬱病や体調不良を訴えるまで酷使する。 体調を崩した労働者は病院に通うこととなり、会社を休みがちになったり正常な判断を下せないようになる。
     
     その状態までなるとブラック企業は自主退社を要求するようになる。使えなくなった労働者を処分するのだ。(解雇にすると企業にデメリットがあるので自主退社を強いる)
     自主退社への追い込みにはパワーハラスメントが主に使われる。暴言や罵倒といったものだ。「誠意を見せるために辞表を書いておけ」といったものがあるようだ。
     
     また、新卒採用後に入社後予選と称する再選出をする企業もあるようだ。(本では企業名が出ています。)
     入社後予選とは、入社後に試用期間と称し、過酷な労働環境に置く。従順に言うことを聞くか、長時間労働でも体を崩さないか、それでも仕事ができる人間の選別を行う。新卒労働者はキャリアに傷が付くことを恐れ一生懸命に働くが無能と判断されたものは曖昧な理由で解雇される。

  • 払われない残業代

     売上を上げるより人件費のコストを削る方が楽ちん。きっとブラック企業にはこんな考えあるのだろう。ブラック企業が残業代を踏み倒す例が下記のようなものだ。

    :みなし労働、労働時間が分からない外回りの営業等には労働時間をおおよその時間に決めることが労働基準法で許されている制度を悪用。
    名ばかり管理職労働基準法では管理監督者には払わなくて良いとされているのを悪用。
    :正社員で求人をしておきながら"個人事業主"として採用し労働基準法を待逃れようとする。
     
      また求人情報にある月給よりも基本給が少ない。毎月必ず残業させるからという理由で基本給+残業代で求人票に記載するという手口もあるようだ。
 
  • ブラック企業に入った場合 

     実際に就職し働いて見るまで、企業がブラックかどうかはわからないケースが多い。
     「うちではこうなんだ!(労働基準法は破らないで下さい)」「どちらかを選べ!(例:減給しなければ解雇)」といった発言が日常的に飛び交うようではブラック企業である可能性が高いだろう。
     就職した会社がブラック企業だった場合、企業への抵抗をしなければならない。その時、大切な事はうつ病になったり、体を壊してはいけないということ。身体を害し解雇・退職となると就職活動をする前に病気の治療が先となってしまう。 これは大きなデメリッットだ。1人では抵抗できないような場合、専門家に相談し助けを求めることもできる。(NPO法人、弁護士、労働組合)
     また、日常的に証拠・記録を残すことが後々有利な状況を産むことになる。求人情報、会社説明の資料、雇用契約書、就業規則、給与明細、タイムカードのコピー、タクシーのレポート、メール等々が有効。記録を残すさいは「誰が、いつ、どこで、何をして、自分はどう感じたか」をハッキリと。
     録音・録画をして証拠を残す手段もある。録音や録画による隠し録りは法律違反ではないそうだ。
 
 
 本書では、リ○ルートやマ○ナビが行うような就活ビジネスそのものがブラック企業の様相を呈していると指摘している。自己分析といった抽象的な言葉で企業に受け入れてもらうように精神的な試行錯誤、自己変革。キャリアカウンセラーによる自己の多くを否定され価値観や人格の矯正といったものだ。就職活動を始める前はライフワークバランスや環境問題を重視していた学生が就職活動を始めるとそういった意識が低くなるそうだ。
 私自身も、「個性的な人材を求めます!」のコピーとともに前年の真っ黒なスーツを着た新卒者を整列させた写真を載せていた某社には猫のう○こでもぶつけたいと思ったものだ。(あんまり関係ない)
 
 
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