2/10に鹿児島でも雪が降りまして、こんなに寒いと土日にバイクで遠出しようという気も起きず、ここ3週間動かしてなかった隼ちゃんを洗車していたらもう体中が冷えてしまい、「乗っても乗らなくても寒いじゃん!」という結論になり、とりあえず近所の世界遺産を見に行くことにしました。
世界遺産に向けて出発。本日は晴天なり~。
鹿児島市内を吉野中に向けて走ります。
吉野町方面まさかの雪が残ってる……!!
雪が降ってから2日もたったから溶けてると思っていたが誤算だった。この先大丈夫か不安になる。
無事寺山ふれあい公園の駐車場に到着。ここからは歩きになります。
GoogleMap: 寺山ふれあい公園
挑むのは寺山自然遊歩道。全長2.5km、最近こたつに引きこもっている私にはつらい。
遊歩道一帯は雪が大量に残っていて鹿児島ではなかなか見れない雪景色を楽しむことができました。枝から雪が落ちるドサドサという音も珍しいものです。
「やめて」不法投棄は駄目だけどこの看板も怖いからやめて。
道中いくつかの石碑を見ながら歩きます。この地は西郷隆盛も耕した大規模開墾の地だそうです。
林の中をずんずん歩いていると開けた場所を見つけます。
こちらが2015年に世界文化遺産登録された「寺山窯炭跡」です。
薩摩藩の領地内では、石炭を産出しないため、近代化事業に際して大量の木炭を必要とした。斉彬は供給不足に備えて、熱効率のよい白炭を製造する炭窯を設置することを計画し、紀州藩に奉行山本籐助らを派遣し、熊野地方の製炭技術を学ばせた。1858年、集成館の所在する磯地区に近く、シイ、カシなど、木炭に適した照葉樹に富む寺山地域の3箇所に炭窯を作らせた。
と、説明はWikipediaさんにお任せして現存する貴重な炭窯だそうです。本来であれば青々と茂った海苔が美しいらしいのですが積雪でいまいち。ちなみに炭窯内は立ち入り禁止です。
裏から見下ろすことができますが、堅牢そうな窯です。こういったものが薩摩藩の近代化に貢献したんでしょうなぁ。
窯炭後の遊歩道はただの国道でした。高低差があるので息が切れる。雪の森林を眺めながら駐車場へ歩いていきました。
無事寺山ふれあい公園よりさらに登って次の目的地を目指します。雪解け水で路面はウェット。急勾配とせまいブラインドコーナーがおデブちゃんバイクにはきつい。
一速でトロトロと登ります。
寺山公園に到着。公園の駐車場はライダーには分かるバイク殺しの玉砂利でした。ギリギリアスファルトの所に駐輪させます。駐車場から展望台まで1分ほど歩きます。
地図: 寺山公園
そしてこれが展望台からの景色。まさに絶景。冠雪している様が富士山みたいです。
桜島の珍しい姿をこんな綺麗に見られるとは。寒い寒い言いながらも外出した甲斐がありました。
翌日、遊歩道を歩きまわったおかげで足が筋肉痛になりました()。