千葉県には珍スポット・B級スポットが大量にありますが、この長九郎稲荷神社は見出しの画像で一目でわかる珍な感じが素晴らしい。
見出しの画像で出落ち感がありますが、長九郎稲荷神社は私が千葉に来てから最もお気に入りのスポットなのでその魅力をご紹介します。
目的地である長九郎稲荷神社は千葉県の東端。銚子にあります。道中はこのような風車とキャベツ畑を眺めながら走る快走路を見つけてテンションがあがります。
スマホのナビを見ながら進むとこの様な完全に民家の脇道、しかも未舗装路に飛び込むことに……
4輪の普通車ではとても通れそうにない。
完全に畑道です。いやぁ、VTR250がオフロードバイクでよかった。(違う)
というわけで長九郎稲荷神社に到着。バイク雑誌やバイクブログではこの先にまでバイクを進入させて写真を撮っているのを見かけますが、無心論者ながらに鳥居の先は神聖なイメージがあるので私はバイクをこの鳥居の隅に寄せてお参りに行くことにしました。(鳥居のど真ん中にバイクを置くのもよくない気がするけど)
先ほどの鳥居をくぐり1分もたたないうちに可笑しなものが見えてきました。
もはやアートな鳥居
鳥居が魚になってる……
こんなにポップな神社は見たことありません。
目がめちゃくちゃ可愛い
こっちの目は可愛くない……
神社のいわれはこのような感じ。要約すると350年前に子孫繁栄や大漁を願って銚子の漁師さんが神社を立て、地元の人たちに愛されるもボロボロになり東日本大震災で銚子の漁獲高が0になるほど打撃を受けてしまい、地元の有志がお金を出し合い有名な神社・仏閣氏に頼み再建を果たしたと言うもの。
しかし、こんな愛らしいデザインでよかったのだろうか。
折角なのでお参りをしようとするも雨戸が閉じられており賽銭箱も見当たらない。取り合えず手だけ合わせておきました。
それにしても、この雨戸に張られた意味深なメッセージが非常に気になる。
本殿(?)の横には小さなお稲荷様がたくさん。無造作に置かれているが良いのだろうか。
海側には黄色の鳥居もあります。
この鳥居には謎の足跡マークがついている。こういう派手な鳥居と不思議なマークがあると新興宗教の施設のように見えてしまう。謎は深まるばかりだ。
そんなことより景色が最高です
長九郎稲荷神社の不思議な神社ですが、私が気に入っているのはこの神社から一望できる銚子の海です。銚子の展望スポットといえば犬吠埼灯台や地球の丸く見える丘展望館等ですが、土日は人だらけな上入館料が必要になります。しかし、長九郎稲荷神社ならこの絶景を独り占めすることができるのです!
荒々しい外洋の海は眺めていて飽きません。
海を眺めていたら一人の女性がやってきました。挨拶を交わすとその女性も海を眺め始めたので海を眺めながら少しお話をしてみました。
その方は銚子の家に嫁いで20年という方で、大阪や九州にも住んだことがあるようで私が鹿児島から最近やってきたばかりだと話すと会話が弾みました。お話から推測する年齢より若く見える美しい方だったのですが「何年ここに住もうと私はここじゃ余所者なのよね」と自嘲気味に語っている顔がとても儚げで銚子の海を背景に地面に座り込んで話しているとドラマのワンシーンのような謎の空間ができていました。
話がとっちらかってしまいましたが、そんな不思議な体験をした長九郎稲荷神社とその景色でした。
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