走行距離が1.2万kmを超えて初めてのチェーン交換を行いました。
上記の写真でわかるように納車時のチェーンは伸びに伸びており、まだ張れば使えるとはいえ交換して見ることにしました。併せて今まで行っていなかったドリブンスプロケットの清掃をしました。
まずはドリブンスプロケットの清掃を行います。一度も開けてたことないから中はどうなっているのやら。スプロケットの収まっているこのカバーを開けるには7mmのネジを3つ外す必要があるのですが手持ちのソケットやレンチではどうにも入らない。肉厚の薄いソケットが必要なようです。
差し込み角6.5mmのミニソケットレンチのセットを買ってきました。しかしこれでもサイズはギリギリ。緩んだら手で回して外しました。
ネジを3つ外すのですが1番下のネジだけ短いので取り付けの際は間違えないように注意。
いざカバーを開封!
うわあぁぁぁぁぁぁぁ、なんじゃこりゃぁぁぁ。
チェーンオイルがギットギトにかたまってます。どこを触っても真っ黒なオイルが軍手についちゃう。とりあえずパーツクリーナーをぶっかけまくってウエスで拭くことに。
スプロケットの歯を確認。まだ大丈夫かな。
SUZUKIエンブレムもフキフキ。
一通り清掃を終えた後本題のチェーン交換を行います。
前回の記事で紹介したように今回交換するチェーンはKCM製のノンシールチェーンです。GN125Hのリンク数は116リンクなのでこのチェーンを4コマ落とせば使用できます。箱が違うけどAmazonで売ってるこれと同じかな?
新品開封時のチェーン。綺麗です。日本製をアピールしたいのか"JAPAN"と刻印されまくってます。
さっそくチェーンと一緒に購入していたチェーンカッターで切ろうとしたところ全然サイズが合わない。「はて?」と注文ページを見ると”自転車用”の文字が……
やってしまった。ここまで来てあきらめるわけにはいかない。急いで近所の南海部品へと向かう。
買ってきましたNANKAIミニチェーンカッター。価格は1000円ちょっとでした。こんな小さな工具で切れるのか?
価格だけで言えばこっちの方が安いですね。
コの字のような金具をチェーンのコマのところへ差し込みプライヤーで固定。ネジをレンチで回していくとチェーンのつなぎ目の芯が押し出されていきます。
芯が抜けてチェーンが切れました。
取り付けるチェーンの用意ができたのでこんどは車体についているチェーンの取り外しにかかります。
チェーン張りの逆の要領で左右のナットを限界まで緩めてリアタイアをフロント側に叩きます。拳で叩きます。すると上記のようにチェーンがダラーンと緩みます。
チェーンについてるこのクリップをプライヤーで外します。
ブチッ。
今度は外したクリップを使って古いチェーンと新品チェーンをつなぎ合わせます。
あとはゆっくりリアタイヤを回転させて古いチェーンと新しいチェーンを入れ替えます。指を挟んだりしないように気をつけましょう。
リアスプロケットから古いチェーンがでてきます。下品ですがまるでう●このように出てきます。
最後は古いチェーンを取り外して新しいチェーンをつなぎ合わせます。つなぎ目にはグリスを塗布しておきます。
これでチェーン交換は完了。チェーン張りとチェーンオイルの注油をしておきます。チェーンとタイヤを後ろからみて斜めになってないか確認しておきます。
バイクに乗って試運転。チェーン交換によってチェーンのジャラジャラ音がなくなり、以前に比べアクセルを捻った時にリアタイヤが力強く車体を押しだしてくれるような感じになりました。
しかし別の問題が発生。ブレーキペダルの遊び量がかなり増えてスカスカとした踏み心地なのです。リアタイヤの位置を前の方にもっていったため遊びの量が増えたのでしょう。
リアタイヤの右についてるこのネジを回して遊びの量を調整します。時計回しに回転させると遊びが減るので実際にブレーキペダルを踏んでみながら自分にあった遊びに調整します。
古いチェーンを持ってみます。普通なら弓なりにしなるのですが伸びてしまってしなる様子は皆無です。こんなチェーンだとフリクションロスも大きかったのではないでしょうか。納車時に比べると燃費も落ちていたので新しいチェーンがちょっとでも燃費を良くしてくれないかと期待しています。
チェーン自体も安く作業も難しくないのでGNオーナーでチェーンが伸びた時は挑戦してみてください。
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