種子島と言えばロケット発射基地としてJAXAが有する種子島宇宙センターが有名です。この種子島宇宙センターではなんと無料で一般人に施設を公開しており気軽に敢行することができます。
それにしても種子島宇宙センター、広い。
宇宙科学技術館で宇宙開発の技術を知る
主に子供向けではあるが、宇宙科学技術館では日本の宇宙開発技術について知ることができる。上の写真は国産ロケットの模型。こんなに種類があったのね。
こちらは世界のロケット。旧ソ連が計画していたエネルギア(右端)がやたらでかくてロマンがある。
こちらはロケットのエンジン。スカートがでけぇ。バイクに積んだらどうなるんだろうと思ってしまうバイクヲタク。
こちらは国際宇宙ステーションのモデル。案外せまい。
探査船はやぶさのエンジンを担当した國中均のサインがあった。絵心がある。
宇宙船内で来ている消臭素材でできた服。この服であればさわやかに夏のバイクに乗れるのではないだろうか。
こちらはロケット打ち上げ時の爆音を体感しようという上映会。そうとうな音量なんだろうと期待して観賞したら劇場版ガールズ&パンツァーより音が小さくて期待外れだった。
売店では種子島宇宙センターでしか買えないようなお土産品がたくさんありました。種子島のお土産ならここで買っていく方が喜ばれるかもしれません。
隼乗りとしてこのTシャツを買うか真剣に悩みました(笑)
施設案内ツアーは宇宙好きでなくてもめっちゃ楽しめます
種子島宇宙センターでは毎日(!?)、専任ツアーガイド付き(!?)で無料(!?)の施設案内ツアーを行っています。事前申し込み必須ですが、私の場合当日予約でも大丈夫でした。
ガイドの方が案内をしながら、JAXA従業員しか入れない宇宙センターの敷地内をバスで案内してくれます。
種子島宇宙センター 施設案内ツアー | ファン!ファン!JAXA!
ロケットガレージ
一番最初に案内されたのはロケットガレージ。ロケットガレージというと何基もありそすなイメージですが、打ち上げまでに至らなかったロケット1基を研究解析ように保管してある場所だそうです。
打ちあがらなかったとは言え、手で触れる距離に実物のロケットがあるのは圧巻です。
ロケットの輪切り。直径2-3mはありそうです。男の子魂がくすぐられます。
側面からみたもの。2分割にしてこの長さです。デカイ!!
日本のロケットと言えばこの赤だいだい色ですが、この塗料は外気との熱を通しにくくする断熱材の役割なんだそうです。ただのイメージカラーだと思ってました。
こちらは宇宙科学技術館でも見たロケットのエンジン。
エンジンをかなり近づいて見ることができます。大気圏外まで運ぶエンジンなだけあって無数のネジ留めがされてあります。これらは全て最後に手締めをするんだとか。日本の技術の塊ですね。
ロケットを格納庫から発射台まで移す車輪。このタイヤ1つに25トンもの負荷がかかるため耐久性、対荷重性に優れた素材なのだそうです。
デカァァァァァいッ説明不要!!
こちらは発射台の固定に使われているネジです。そりゃロケットを支える台なのだからこれくらいゴツイですよね。どうやって締めるんだろうか。
大型ロケット発射場
車中からではありますが、二重のセキュリティを超えてロケット発射場を見学しました。
こちらはロケットが打ちあがるまで保管整備をする格納庫。世界で一番大きな「引き戸」なんだそうです。引き戸というのが日本らしいですね。
左手に見えるのがロケットの燃料の水素タンクです。
そして赤い鉄塔が見えるのが実際の発射場です。赤い鉄塔は避雷針だそうで発射に関わる装置ではないようです。格納庫から発射台まで全自動で運搬可能。
打ち上げ時にはここら一帯を水浸しにして発射時の熱を抑える必要があるようです。
総合指令棟(RCC)
ツアーの最後はロケット発射時の指令を統括する指令室です。
指令室ってかっこいい響きですよね。
機密が多いため窓ガラスごしの見学です。
内閣府席などがあってまさに指令室て感じです。時計が複数置いてあり、ロケット打ち上げ後の起動を追尾する海外の電波望遠鏡とのやりとりを行うのに必要なんだとか。
ロケット発射という国をあげたプロジェクトの規模の大きさにただただ驚嘆するばかりです。
種子島宇宙センターは施設案内ツアーまで合わせると半日以上楽しめる場所でした。他にも敷地内に展望台等が複数あるので行ってみたかったのですがあいにく時間が足りず今回は回ることができなかったのが残念です。
おまけ① 種子島宇宙センター内の道路は最高のワインディングロード
乗り物好きには伝わるだろうこの道。最高である。
あぁ、叶うならばこの道をバイクで走りたかった。
おまけ② 南種町は町を上げてロケット尽くし
種子島宇宙センターには町をあげてロケットにまつわるものが置いてあります。こちらは橋の親柱がロケットになっているもの。クオリティが高いです。
このころは「みちびき2号」が打ち上げられたばかりだったので町のいたるところでこのノボリを見ることができました。町全体が打ち上げを祝っている感じがして良いですね。
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