Vstrom650XTにGIVIのE43NTLというリアボックスを取り付けました。43Lの容量を持つ大型の物です。簡単ではありますが、取付の手順や使い勝手を紹介しようと思います。
Vstrom650のリアボックスを考える
Vstromはアドベンチャーバイクらしくごっついリアキャリアが最初から装備されているので取り付け可能なリアボックスも多いです。
SUZUKIの純正オプションでもいくつかありますが、トップケースとベースだけでも8万円越え。
ヘプコ&ベッカー ツーリングセット トップ/サイド ケース&ホルダーセット SUZUKI V-Strom650 ('17-) P&A International / パイツマイヤーカンパニー
こちらの海外輸入物になると4万円ほど。純正よりだいぶ値段が低くなりましたが私はデザインが気に入らなかったので購入を見送りました。
結局、極力費用を抑えて容量の多い物が使いたかった私はGIVIのボックスを購入することにしました。
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43Lの大容量でスクエアに近い形状です。価格も安めで1.5万円程。
GIVI ジビ リアボックス モノロックケース トップケース 大容量 43L E43NTLD ベース付 カラー 未塗装ブラック
こちらの並行輸入品になるとさらに3千円程安くなります。このGIVIのモノロックケースには標準で汎用取付ベースが付属するのですが、この汎用ベースではガタツキが激しいという情報があり、専用ベースを取り付ける必要があります。
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まずはモノロックベースM5M。汎用ベースよりもごつくしっかりとしたフィッティングをします。このベースはVstromのキャリアにポン付けできないので更に下記のプレートが必要になります。
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このプレートは現時点で国内で正規販売されておらず輸入品のみとなります。Amazonに出品されていなかったので楽天市場にて購入しました。
合計3万2千円ほどでしょうか。私が調べた限りだとこの構成が大容量リアボックスの構成としては一番安くなりそうです。
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GIVI E43NTLを取り付ける
Vstromへの取付は行程が多いですが複雑なことはないので必要な工具も特段特別なものはありません。まずはモノキープレートを取り付けます。
グラブバー下のボルトを外し、補強ステーを取り付けます。
補強ステーを取付ました。
Vstrom650は2019年モデルからリアキャリアが黒色なので補強ステーの黒色と違和感がありませんね。(2017~2018年モデルはキャリアがシルバーです)
次にM5Mベースにプレートを取り付けます。
車両とキャリアを固定しているボルトを外します。
続いてできた隙間にワッシャーとスペーサーを置きます。
さらにその上にプレートを置きます。これでキャリアの上を平面にするわけです。
バイクをサイドスタンドで駐車している場合、このプレートがズレやすいのでマスキングテープ等で仮止めするなりした方が良いと思います。
最後にM5Mベースに取り付けたプレートとの間にスペーサーを挟んでボルトで固定します。これがまた取付が難しく、レンチが回しにくいところにある事と、スペーサー・プレートが固定されていないことで厄介でした。
前後で取り付けるネジの長さが違うので気を付けてください。
完成です。前述したように2019年モデルの黒いキャリアと違和感ない見た目です。


取り付けの参考用に完成写真を複数掲載します。画像クリックで画像を拡大表示します。
GIVI E43NTLを装着しました。アドベンチャーバイクはやっぱりケースがあった方が見た目にしっくりきます。
実際にツーリングで使用してみましたが、荷物が空の状態でダンプを踏んだり、峠道で車体を左右に振られてもボックスがガタガタ音を立てることなくしっかり固定できている様でした。
このGIVI E43NTLはケースが平面なのでバイクを駐車していればスタンディングデスクのように使えます。カメラのSDカードを取り替えたりといった作業時に地味に便利です。
Vstrom650のリアボックス装着予定の方に参考になれば幸いです。
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