これが本当に国道?と言われるような酷い道、酷道。その中でも勾配と石畳で有名な酷道308号、「暗峠」を走ってみた。
1速でも登らない急勾配!
大阪方面から今回の酷道、もとい国道308号線を目指します。東大阪市の額田駅近辺からスタート。傾斜はあるものの閑静な住宅街でそこまで酷道の雰囲気はない。
住宅がなくなりひたすら坂道が続く。ここらへんからVstrom650を1速に入れて登りはじめる。細い道ですが生活道なので時折対向車がやってくる。避けるのが大変だ。
坂道の勾配がだんだんキツくなってきます。走ってるだけでも鳥居やお寺が見えたので止まって色々見たかったのですが、傾斜が厳しくて一度エンストしたら坂道発進するのが怖くなるレベルなので怖気づいて止まれない。そんな坂道を徒歩で登ってるおばあちゃんがいて驚きました。
走行中の動画も撮ってみたので是非見てみて下さい。
日本一の急勾配の国道(酷道)の暗峠。650ccのバイクを一速でアクセル捻ってるのにこれくらいの速度しかでませんでした pic.twitter.com/Gu4wCqdwgd
— ゆにこ (@unico09) September 19, 2023
1速でアクセルを回してるのにスピードが出ないことから傾斜の強さが分かると思います。
そしてここが最大傾斜角のある箇所で最急勾配31%なんだとか。もちろん国道日本一の傾斜です。張り付いたタイヤの跡が傾斜の厳しさを物語ります。
坂道で愛車をパシャリ。いやぁー凄い道でした。
坂道を越えた先には路面が石畳になっている場所に出ました。路面ツルツルでガタガタなので2輪は結構怖いです。
この石畳区間はちょうど大阪府と奈良県の県境になっております。
こっちは通ってきた大阪府側。朝早かったので空いていませんでしたが、周辺には喫茶店などもあります。
近くにあった説明によると大和郡山藩・柳沢家の本陣があり、行列がぬからないように石畳を敷いたそうです。県境にある峠であることからここが交通の要所だったことが想像できますね。
一度訪れてみたかった道を走れてよかったです。車では通る気になりませんね。