暇な日曜日、バイクでも磨いてのんびりするかと考えながらTwitterを見ていたところ、こんな情報が。
マジオ鹿児島つぶやき担当の380です。
— マジオドライバーズスクール鹿児島校 (@magio_kagoshima) 2016年11月1日
11月20日(日)にバイクメーカー5社合同試乗会を実施!!
試乗以外にも色々な内容やB級グルメもご用意!ぜひ遊びに来てください。
二輪の駐輪場はありますが、四輪の駐車場はご用意しておりません。
また、内容や送迎情報などをご案内していきます。 pic.twitter.com/ZD3ykM5fUu
え、国内バイクだけじゃなくてKTMやBMWも乗れるの!?イクイク~♪
13時前に会場に到着。すでに人はいっぱい。各メーカーのブースに行くと乗りたいバイクにエントリーして先着順に乗ることができる。前回の試乗会では試乗回数の制限がありましたが今回には制限がなく好きなだけ乗り比べることができました。(代わりに回転が早く車体の写真を撮る余裕がありませんでした。)
以下、いつもながら私の勝手なインプレです。
KTMのDUKEシリーズの長兄にあたる1290 SUPER DUKE R。黒とオレンジが映えるコンパクトなこの車体に隼とほぼ同じ排気量のエンジンを積んでいるのだからとんでもない化物であるに間違いない。
さっそく車体に跨ってみると驚かされる。同排気量の隼より断然"軽い"”細い”。跨っただけではこれがリッタークラスのバイクとは思えない車格だ。走り出してみたがラフにアクセルを開けない限りは大人しいものでスムーズに走る。ただ、2速で加速をしようとガバッと開けた瞬間前輪の接地感が一瞬でなくなる。恐ろしい……コーナーでは神経を使いそうだ。
リッタークラスでこの車格と軽量さは取り回しの良さととらえれば大きなメリットでしょう。大型バイクは駐車場から出すだけで億劫なのだ。
- KTM RC250
日本メーカーのフルカウル250ccクラスに殴りこんできたマシーン。実は250ccバイクに乗るのが初めてだったりする。シングルシートに見えるようなリアシートの作りがニクい。ちゃんとタンデムステップあるんですよ。
GNやGSXの感覚で半クラッチ&アクセル操作でゆっくり発進しようとすると進まない。アクセル回さないと駄目なようだ。しかし走りだすと軽くてエンジンがガンガン回る。良く回るので小さい試乗会のコースでもレブに当たってしまった(しかし速度はでていない)。車体の合成感があってコーナーも気持ち良く回れる。なるほど250ccスポーツというのは小回りきいてエンジン回せる楽しい乗り物なんですね。こりゃ250Ninjaでゴメニンする人が増えるわけだ。
車体が小さいので前傾姿勢と言っても辛くはないです。これがセカンドバイクであれば楽しいだろうなぁ~。
- KTM 1290 SUPER ADVENTURE
KTMの2台を試乗したあとにブースの人と話していたら展示車両のSUPER ADVENTURE乗ってもいいですよと言ってもらいまさかの試乗することができました。てかこの試乗車アクラポ管ついてんじゃん……
とにかくこのバイクはでかい!今までどのバイクに乗っても足付きに不安感を感じたことが無かったのですがこのバイクで初めてかかとが浮きました。ライディング視点も他のバイクより以上に高くまるで馬に乗ってるかのようです。このバイクに乗りだしてから小雨が降ってきたのですが大きなスクリーンが雨をさえぎってくれるので小雨程度ではヘルメットが濡れません。アドベンチャーバイクですがこのバイク明らかに速いです。快適でオールマイティに速い。このバイクもガバっとアクセルを開けると5000回転超えてから前輪がフワッと。やはりKTM製なのだ。
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Honda CRF1000L Africa Twin(DCT)
KTMのアドベンチャーモデルに乗ったのでそのままHonda渾身のアドベンチャーマシン、アフリカツインに乗りました。シートががっつりアンコ抜きされていたのでこちらのバイクは足付き良好。DCT車両のどくとくな発進動作に戸惑いながら乗り始める。DCTなので左手と左足が寂しい。変速はコーナー中でも行われますが不安に感じることはありませんでした。全体的に上質なアドベンチャーなのですがパラツインの低回転時の音に気分が乗らない、試乗会程度ではこのエンジンの良さは量りきれなかった。MTモデルではどうなのだろうか。
- Honda NM4
Hondaが出してる変態クルーザー。実は今のHondaラインナップでは一番気になっているバイクだった。アメリカン的なポジションで背もたれもあるので楽に走ることができる。急加速をした時、背もたれに押し付けられる感覚は車に似た感覚を覚える。DCTはアフリカツインよりも早目にシフトアップをする傾向(ノーマルモード)がある。長距離を走るだけならこのバイクが一番良いのではないかと思う。
- Honda GROM
モンキーに代わるHondaのホビーバイク。 小さい。めっちゃ小さい。身長高いと乗りにくい。GNよりもトルクのある加速をする。カスタムしてなんぼなバイクなので自分だけのバイクに乗りたい人にはいいのかもしれない。
- BMW F800R
青が映えるBMWのミドルネイキッド。タンクがエロティック。BMWの販売員さんから「よく回して乗ると楽しいですよ~」と助言を貰いいざライドオン。
楽しい!確かにこのバイク回して走ると楽しい!今回の試乗会で一番楽しいバイクだ。足回りもしっかりしており、初乗りながらコーナーで傾けても不安感を感じることなく曲がることができた。
日頃乗る隼は回すと速度が出過ぎてとてもじゃないが一般道では回して乗る楽しみは無くマシンを押さえて走るというのが常だが、F800Rぐらいのミドルクラスならそのような苦労はなさそうだ。ミドルネイキッドの良さが分かるとGSR750とかと乗り比べたくなってきたゾ……
- BMW F800GS
つづいてBMWの同排気量アドベンチャーモデル、F800GSに試乗。F800Rとはメーター一緒なんですね。見やすくていいけど。乗り味もF800Rと大きな差は無く、スクリーンとアップライトなポジションがツーリング時には苦労無くて良さそうだ。既にKTMとHondaの大排気量アドベンチャーを乗りましたが、あれらよりかなりユーザーフレンドリーな乗り味。過剰なスペックを必要としないライダーには旅の相棒として強い味方になりそうだ。
- YAMAHA XSR900
今売れてるYAMAHAのネオクラシック。お洒落な見た目をしているがMT-09と同エンジンで過激な走りも楽しめる。車体もコンパクトで重くないので気軽に乗れる。初心者からベテランまで受け入れられるバイクだ。900ccのエンジンは伊達ではなく瞬発力ではF800Rを上回っているように感じた。走行中でも走行モードを変更でき、一番過激なAモードだとスロットルワークに神経を使うほど凶暴なマシンとなる。
最近のYAMAHA車全体に感じるが質感に物足りなさがある。車体コンセプトは素晴らしいが安っぽく感じる処理がままあるように感じられる。
- YAMAHA BOLT(Rスペック)
前回のハーレー試乗会から気になっていたBOLT。最大トルクが3,000r/minからということもあって加速するときの力強さは癖になる楽しさ。つい最近までアンチアメリカンだった私ですがすっかりスポーツスターライクなバイクにメロメロでございます。
アメリカンならどれでも長距離楽だろうと思っていたのですが、高回転での振動やスクリーン無しの状態では高速巡行が苦手のようです。
というわけで、今回は各メーカーの現行モデルを10台も乗ることができバイクヲタクな自分には最高の1日でした。各バイクの良い所・悪い所が分かるのと同時に、今の自分のバイクの良さも改めて認識しなおすいい体験になりました。どれか1台だけを選べと言われると難しい、お金が無限にあればいいのになぁ。
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