前回の記事でお伝えした通り長い間GN125Hに乗ることができない状態だったので、修理が終わって調子の良いGN125Hでキャンプツーリングにでかけることにしました。距離的には少ないのでゆっくりと大隅半島をあちこち回ってきました。
今回の装備について
長い長い修理期間が開けて早々、久々にできましたキャンプ用フルアーマーGN125H。大型リアボックスがある分やはりGSX1300Rより荷物に余裕が持てるのがキャンプに向いてて良いです。
あ、上の写真で液体が垂れてますがガソリンではなく火山灰を洗い落した水です。
シートバッグのパッキングですが、寝袋を丁度背中があたる所に詰めておくとGNのようなアップハンのバイクだとシートバッグが気持ち良い背もたれのようになって快適なクルージングができるのでおススメです。
フェリーで垂水へ
まずは垂水フェリーに乗りこんで鹿児島市内から垂水市に飛びます。料金所ではしっかり「125ccです」と申告しないとフル装備のGN125Hはよく中型バイクに間違われやすいので気をつけましょう。
絶好のツーリング日和な快晴。フェリーから眺める桜島も美しいです。
原付二種はフェリー代が安いのでお財布に優しくて嬉しい。どんなに短い距離でも船に乗るのは楽しいですしね。
本格ハンバーガーを食す
鹿屋にある本格的なハンバーガーを提供するお店が鹿児島のライダーに人気という噂を聞きつけて向かってみました。リオンダイナーさんです。
地図: リオンダイナー
入口にはお店の人のものと思われるカラフルなバンとハーレーが停めてありました。
こういう所はアメリカンバイクで乗りつけるとかっこいいんでしょうが、ジャメリカンなGNで乗り付けますよ。
お店で注文したのは期間限定メニューの「アボガドチキンたるたるバーガー」。バーガーの他にポテトとワンドリンクがサービスで付いてきました。
それにしてもこのバーガーでかい。
男1人で縁結びの神社に行くよ「川南諏訪神社」
鳥居が並んで2つあるのが特徴的な川南諏訪神社に行ってみました。
殿の構造や二基の並列鳥居は全国でも珍しく貴重なものです。この対になっている鳥居が縁結びにとてもご利益があると言われていて、近年カップルに人気が高まっている神社です。左の鳥居から入って、右の鳥居から出る習わしです。
出典:
ええ、カップルで行くと盛り上がるでしょうね……私は1人で行きますけど。
地図: 川南 諏訪神社
まずは玉石が立派な手水舎で身を清めましょう。
と、おや……?
この女の子スカートが短い!!後ろから見えそう!!!
少々邪念が入りましたが本殿にお参り。ふと横にある絵馬を除いて見ると
「○○とずっと一緒にいられますように♡」
……。つぎの目的地に行きましょう。
西原台に行けず
西原台パノラマパークという絶景が見えるところに行くつもりだったのですが……
あいにくの通行止め。仕方がないので周辺の参道をトコトコ走ってみることに。
パノラマパーク西原台|観光スポット|鹿児島県観光サイト/本物。の旅かごしま
※後で調べたら別ルートで行けたみたいです。残念。
山道を走っていると牧草地に牛を発見。こののびのびとした景色に心穏やかになります。
きれいな茶畑も広がっていました。
名道「佐多街道」を走る
本土最南端の佐多岬へと続く道を佐多街道というのですが、常に海と対岸の山々を見ながら走るロングロードは至福の道。
この日は天気がよく対岸の開聞岳がくっきり見えますね。
語らずともバイク乗りなら伝わる気持ちの良い道路。
隠れた名スポット!?新興宗教施設を見学。
佐多海道を快走していると巨大な看板を発見。
日本最南端の景勝地"無垢世界"涅槃城
平等大慧会という宗教団体の支部らしく一般人にも一部公開しているようです。
無垢世界への道は一本の山道で繋がっています。外界と隔絶をはかりたいかのような長い道です。
長い山道を走るとこの巨大な涅槃門というのが出迎えてくれます。
山道を越えて現れるこの巨大な門には度肝を抜かれます。
裏。豪華絢爛です。
案内図がありました。まるでテーマパークのようです。
不思議ワールド全開です。中央の階段を上った先には巨大な涅槃像(遠くからでも見える)があるのですが一般には公開されていません。
奇抜な休憩所。入るのを躊躇ってしまいました。
他より高いところにある巨大モニュメント。写真だと分かりにくいですがめちゃでかいです。供養塔のようです。
供養塔の説明がありますが文字びっしりで読みづらい……
「これまで人類が行ってきた供養は供養できておらず、唯一この供養塔でのみ供養ができる」
的なことが書いてあります。
無垢世界ならではのものがいろいろ見れました。何よりも駐車場から眺める海が美しかったり。
宗教の勧誘等は一切なかったのです。
本土最南端「佐多岬」へ
大泊キャンプ場に到着。ひとまずテントを張って寝床の確保をします。大泊キャンプ場は無料ながらよく整備されていてお気に入りのキャンプ場です。
地図: 大泊キャンプ場
荷物も軽くなって佐多岬を目指します。佐多岬への道はかつて有料の観光道路だっただけあって走っているだけでも楽しい道です。
ガーン。またしても通行止。本来なら奥のトンネルを超えた先に佐多岬に続く遊歩道があるのですが今回は見送りということに。
代わりに新たにできていた北緯31度線のモニュメント前でGNをパシャリ。
キャンプ場に戻ります。
キャンプ場では焼酎で晩酌。焼酎はお湯割り、水割り、なんなら適当なジュースで割ってチューハイのように飲めるのでアウトドア向きです。小瓶タイプなら持ち運びもしやすくて良いですよ。
夜のキャンプ場の景色。この日は満月で月明かりが眩しいほどでした。
海のさざ波をBGMに焼酎を飲みながらぼんやりと眺める星空が最高の贅沢です。
帰りのハイライト
既に何度か行ったことある場所なので帰り道はハイライトです。
宗谷岬まで27,000km。あー北海道行きたい!!!!
神川大滝はやっぱり綺麗です。
道の駅でガネを購入。ガネとはさつまいも等を油であげたもので芋の甘さもあってお菓子感覚で食べられます。
荒平天神にも寄り道。結婚式で使う撮影を行っていました。
行きと同じ垂水フェリーに乗って終了。往復200kmぐらいで今回はあまり走りはしませんでしたが観光スポットを巡れて楽しかったです。
今回のツーリングで南大隅のだいたいの観光地を巡ることができました。南大隅は通行量も少なくライダーを楽しませてくれる道が多いので何回来ても楽しいですね。
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