飯能の山には巨大観音像が佇んでいる。そしてその後頭部に備えつけられたナニカ。
怪しさと不思議満点の鳥居観音にいってきました。
広大な敷地に見所たくさん
飯能の山間に突如現れる巨大な観音像がある。遠くからでも分かる巨大さ。その正体を突き止めるために今回はやってきた。
埼玉の県道53号線を一つはずした通りに鳥居観音の入り口があります。
入り口からかなりの急斜面で125cc以下は苦しいかもしれない。
灯篭が点々とあり趣深い道が続きます。狭璐ですが普通に対向車がやってくるので注意。またターン部分のイン側はかなりバンクが付いているので低速で侵入するとうっかりコケかけます。
道中の大鐘楼。登り坂の道中もいろいろ見所があります。
第一駐車場に到着。地面が砂利でできている為止めにくい。
第一駐車場にドンと構えるこちらは玄奘三蔵塔というものようです。
一階が日本様式、二階が中国様式、三階がインド様式となっている面白い建物です。
ホームページを見ると西遊記の三蔵法師として有名な玄奘三蔵法師の霊骨が祀られているんだとか。霊骨てなんだ……?
建物の中はアクションゲームのセーブポイントになってそうな休憩所がありました。
地球の上から世界平和を願う観音像
巨大な観音像を見る前に寄り道。第一駐車場から遊歩道を歩きます。
遊歩道……?
がっつり山道なのでは……?
10分程歩いて目的のものが見えてきました。
地球の上に乗る観音像。
この山だらけの景色に不釣り合いな地球儀のようなオブジェがなんともミスマッチ。
この地球の上に乗る観音像様は平和観音と言い、発展と共に自然を破壊してきた人類を憂い、世界平和を祈るというスケールの大きい観音様でした。
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巨大観音像は中身も凄かった
第二駐車場まで移動しまして、本題の巨大観音像にやってきました。
後頭部についているものが気になる……これが映画ならあそこが操縦席で観音像は動く。
真下から見るとさらに迫力大。こちらの観音像は土日祝に中を見学することができます。拝観料大人1人200円。
巨大観音像の中には立派な如来像。
左方にも観音様。
こちらは不動明王像。凛々しく強そうな顔立ちです。
皆さんは先ほどから壁に白いイボイボのようなものが映りこんでいるのにお気づきでしょうか?
そうなんとこれら1つ1つが小さな観音像なのです。この巨大観音像の中には約3万体の観音像が納めれているそうです。圧倒される世界です。
中央にある螺旋階段で上に登りましょう。
階段を登ると美しいステンドグラスが!
なんで仏教なのにステンドグラスやねんと思ったのは内緒です。
観音像の形からしてお分かりかと思いますが登れば登るほど狭くなります。
最後はほぼ垂直な階段。
登りきると小さな扉がここからあの後頭部の部分に出れるようです。
気になっていた巨大観音像の後頭部のところに出ることができました。一面フェンスに覆われています。
さぞ景色がよかろうと思ったのですが基本的に山しかしれません。
先ほど見てきた平和観音像や玄奘三蔵塔が見えますね。
これにて鳥居観音の散策終了です!!
飯能に来たらぜひ立ち寄りたい珍スポットです
面白い建造物の多い鳥居観音のご紹介でした。実はこれ、全体の半分程で、東京ドーム65個分の敷地には他にもいろいろな建物があるようなのです。
今回は時間と体力の問題で主要な所だけ見て回りましたが、ぜひ再訪の機会があれば他の建造物も見てみたいです。
参照:鳥居観音