親から譲り受けた車がだいぶヤレてきたので買い替えを行いプジョー308を購入しました。2020年モデルの新古車になります。バイクはこれまで4台買ってきたけど車は初めての購入。少しマニアックな車両でお気に入りの車です。
外車だけど車両価格・維持費が国産車より安いかも?
購入したのは「Peugeot 308 Allure BlueHDi」。この年式だとAllureがベースグレード、BlueHDiがクリーンゼィーゼルを表す表記になります。なので308のディーゼルエンジンのベース車というわけです。
シンプルな外観で外車ぽい特別な感じはありませんがなかなか魅力的な性能をしています。
エンジン:1,500cc直4ディーゼルターボ
(最高出力130ps/最大トルク300N/m)
トランスミッション:アイシンAW製8速AT
全長/全幅/全高:4,275/1,805/1,470
車重:1,330kg
太字にしてある所が私のお気に入りポイントです。そうなんです仏車ですがトランスミッションは日本製なのです。現在のプジョー車は結構日本部品が多く使われてるらしく調べた限りだと故障もだいぶ少なくなったとか。
あとはトルクが300N/mとかなり大きい点です。現行販売の1,500ccクラスではトップ性能です。バイクもですが最近の自分は最高出力よりもトルク重視。通勤も坂道が多いのでトルクはでかいに越したことはありません。
燃料は軽油です。輸入車になるとオクタン価の違いからハイオクが強制されがちですが軽油なのでレギュラーより安くつきます。燃費は17km/l~21km/lで安定しています。
燃料給油口の横にあるのはAdBlueの給油口。クリーンディーゼルなので尿素水を使って環境負荷を低減します。現在では原料不足により品切れが目立ちますが通常なら20Lが3,000円から4,000円です。プラグ交換が不要なのを考えるとコストパフォーマンスはハイブリッド車とそんなに変わらない気がします。
もちろんこの価格にも理由があって、来年のフルモデルチェンジを控えており308は外見や車両サイズが大きく変更になります。ディーラー側はそれに合わせて在庫を整理しておきたかったということでしょう。自分は新型より現行型のデザインが好みでエンジン性能は変更ないので購入を決めました。
シンプルな内装は仏車らしいマニアック要素いっぱい
外見に劣らず内装もすごくシンプルです。物理ボタンを極力廃した結果、インパネの物理ボタンは5個しかありません。エアコン等は液晶パネルで制御になります。おしゃれだけど不便。
シフトレバーは電子式で軽く操作するだけでDレンジに入ります。発進時はアクセルを踏めば自動でサイドブレーキが解除され、駐車時はDレンジのままエンジンストップでPレンジに入りサイドブレーキもかかります。とても優秀。
何より特徴的なのはこのプジョー全車種共通の小径ハンドル。通常のハンドルよりも一回り小さくできていてこれが意外と操作しやすいです。電子制御が入っているのか低速時と高速時でハンドリングが異なります。街乗りだと回頭性がよい軽いステアリング、高速道路だと安定性の高い重いステアリングになります。
プジョーといえば猫足と呼ばれるサスペンション。突き上げ感は普通の車両と変わりは感じませんが段差を降りるさいは正に猫が着地するがごとく柔らかい感触で乗り心地はとても良いです。
メーターはハンドルの内側ではなく上に見える独自レイアウト。視認性が良いため私は結構お気に入り。このメーターの変態ポイントはタコメーターが逆回転になっていること。スピードメーターとタコメーターが内側に向かって上がっていくわけです。意味は特にないと思うのですがおフランスなセンスを感じます。
8速ギアにディーゼルの低回転型エンジンのため走り出すとこのタコメーターが踊り始めます。加速時の8速までヌルヌル動くタコメーターは気持ちよささえあります。
乗員の事を考えないのがフランス流
さんざんベタ褒めしたプジョー308ですがもちろん悪い所はあります。国産車と違い収納スペースが無いことや、タッチ式モニターがもっさりだったり、AndroidAutoの接続が悪かったり、そもそも接続したスマホを置くスペースすら無い事など等々細かいことはありますが一番の不満はドリンクホルダー。
前席に用意されているドリンクホルダーは1個です。前席に2名以上乗って仲良くドリンクを飲むことを許されておりません。
さらに、長距離ドライブでは必要な肘置きを出すと1個のドリンクホルダーさえ使用不可能になります。なんで!フランス人は運転中飲み物飲まないの!?
対策は考えているのでなんとかしようと思います。
車乗るなら1度は欧州Cセグメントをと思っていましたが最初の1台目でその夢が叶ってしまいました。故障なく走ってくれれば良いのですが大事に乗っていこうと思います。