隼で走るロングツーリング２回目。九州周遊編。
(一回目はこちら→西日本縦断編)
今回のロングツーリングも道中のトラブルが多かったのですが、無事に愛車と走り切る楽しいツーリングになりました。
前記事、準備編でも書きましたが今回はキャンプ無しのツーリングのためかなりコンパクトな車載となっています。事前準備をしっかりしていたので不安要素は無し。万全に近い状態で出発です。
ちなみに、シートバッグについているキーホルダーは「ばくおん！」の主人公、佐倉羽音ちゃんです。今回はばくおん！に関連のある場所を訪れるので連れていくことにしました。
初めてのETC利用でドキドキ料金所。問題なく通過できて一安心。
しかしながら、料金所で止まらなくていいのは便利ですね。特にバイクは走り始めると止まるのが面倒になりますし。
玉名SAに着いたころには既に時間は12時。鹿児島から大分て案外距離がある……
高速をずっと走ってるとお腹が減っているのを忘れてしまうので、無理矢理チーズ天をモグモグ。味が濃いのは元気が出て良い。この時点で大分についてない事を考えて別府まで走るのは断念。湯布院止まりにすることを決めて走ることに。
初の鳥栖JCTにビビりながらも初の大分自動車道を走る。九州自動車よりも交通量が少なく走りやすい。写真は山田SA。山肌にソーラーパネルが敷き詰められていてなかなかインパクトがある。
このまま湯布院を目指して東へ東へ。
時刻は14:30。予定よりもかなり遅れて道の駅湯布院に到着。なれない長距離高速走行でへろへろ。さらにお腹も減っていたので併設の食堂で鳥天の定食を注文。大分は鳥天がうまいと聞いたことがあったが確かにおいしい。タレとマスタードを付けて食べるのが新鮮だった。
お腹を満たして行った先は「岩下コレクション」。ここは貴重なビンテージバイクを多数展示していることで有名な博物館で今回のツーリングで一番楽しみにしていた場所でもある。
入っていきなり目に入るのがこの巨大なステンドグラス。
「こちらはダイアナ妃家で使用されていたステンドグラスになります。」とサラッと受付のお姉さんに言われたのだが、それってサラッと言えることでは無いと思うのですが……
順路に沿って１階を歩く。古いポスター、仏像、学校用品、NHKの報道カメラ、パチンコ台etc……それはもうありとあらやるジャンルのコレクションが飾られていて知識がなくても圧倒され見ていて楽しい。
力道山がアメリカの世界タイトルマッチで勝利した際の記念に手に入れた特注キャデラック。新婚旅行でハワイに立ち寄られた天皇陛下に力道山が車を提供したエピソードがあるんだとか。
階段を登って２階以降のバイク展示に向かおうとするとそこには「ばくおん！」が！！
実はこの岩下コレクション、ばくおん！の7巻に登場しているのです。
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バイク展示室に足を踏み入れるとそこはもうビンテージバイクの山！
本やネットで写真で見たことあるバイクが手に届くような距離で見学できます。(実際に手を触れては駄目です。)
カワサキ、マッハ500SS。国産旧車といえばまず思い浮かべます。今でも痺れるかっこよさ。
スズキ、コレダTT250。この異形なライトが美しい。
ホンダ、CB750FOUR。市販4発マルチ、ディスクブレーキの標準搭載など当時は最先端を行くバイクでした。
ホンダ、ゴールドウィング系統。現在のゴールドウィングの元となったとは思えないほどスタイルの良い初代。やはり水平対向エンジンに目が行く。
三菱、シルバーピジョン。スクーターもかわいいよね。
そして、これがばくおん！にも登場した時価総額2億円のバイク、Ducatiアポロ。
世界に現存する最後の1台でDucatiの日本サイトにもそのヒストリーが掲載されています。
周りに人がいなかったのでばくおん！のキャラのように跪いて拝んだりしました。
岩下コレクションを後にして狭霧台を目指します。
絶景ロードと聞いていたけど11号線は爽快感が素晴らしかった。これは狭霧台からの景色も期待できる！と思って行ってみると……
まさかの立ち入り禁止。残念すぎる……
頑張って道路脇から撮影。雲の切れ間からの光がとても美しかったです。
狭霧台のあとはやまなみハイウェイを走って泊めさせてくれる熊本の友人宅を目指す。
しかし、湯布院を抜けてから天気が悪く、小雨が吹いたり山中は肌寒さを感じるほどの気温。多くのライダーが名道に選ぶ道だけれどもこのコンディションでは楽しみ切れない。
その後もGoogleMapを見ながら友人宅を目指すも通行止めの道路があったりで大きく迂回しないとならず、友人宅に着いたのはだいぶ遅い時間になってしまった。
友人宅についてから温泉に連れて行ってもらったり、初めて熊本のローカル店「お弁当のヒライ」に行って有名なちくわサラダを食べたりした。このちくわサラダ、確かに美味しいのだが油の塊で大きさもあってから2本も食べるとお腹がいっぱいになるという代物だった。(個人的にわさび枝豆味がおいしかった。)
旅は2日目につづきます。
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