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VTR250(2009年式)レビュー。なんでもこなせる上質な250ccバイク。

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私の3台目のバイクとなったVTR250。乗り始めてから1ヶ月と1000km以上を走ったので分かってきたこのバイクの良い所、悪い所をレビューしていきたいと思います。

VTR250とは

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VTR250は1982年から続くVTエンジンを継ぐ伝統のある車両です。この2009年式になってからキャブからFIになったのが大きなポイントです。バイク便御用達のバイクで、とにかく頑丈なバイクとして有名です。最近ではその頑丈さと俊敏な車両性能からジムカーナ車両としても人気が出てきています。

詳しい諸元は下記のリンクを参照

MC33 2009年式 VTR250 スタイルIIの諸元・スペック情報 | ウェビック

それでは私が乗って感じたVTR250のインプレッションをどうぞ。

VTR250の良い所

何と言っても250ccでは珍しいVツインエンジン

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近年の250ccクラスではエンジンは単気筒もしくはパラレルツインのエンジンが主流ですが、VTR250はVツインエンジンを積んでいるのが特徴です。単気筒やパラツインエンジンが決して悪いわけではないのですが、単調で魅力に欠けると言われます。このVTR250は高回転に向けて盛り上がりのある吹けあがりがとても乗っていて楽しいです。

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Vツインエンジンの特徴として幅を取らない特徴があるため、VTR250を正面から見るとこのように細身の車体であることが分かります。

駐車スペースを取らない小柄な車両

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私は賃貸マンションに住んでいるのですが、自転車やスクーターと一緒に停める必要があるのですが、そうなるとスペースに限りがあるので大柄な車両は置くことができません。ですがVTR250は細身でミニマムな車体なので問題なし。

軽量で取り回しも良く、女性ライダーにも好まれる理由が良く分かります。

切れ込むようなコーナリング

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前述した軽量・コンパクトな車体はコーナリング時に切り込むように曲がる事ができます。重いバイクから軽いバイクへの乗り換えだったので自分の感覚よりオーバーステア気味に曲がるので驚きます。ひらひらと車体を操ることができるのでS字のようなコーナーを曲がる時とても楽しいです。ジムカーナでの戦闘力が高いのも頷けます。

軽いオフロードも走行可

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簡単なオフロードも走れます。この様な不整地であっても、足つきが非常に良いのでゆっくり走れば足をつけながら走ることができ車体を倒す不安感は一切ありません。

FIはやっぱり便利

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2009年式からキャブからFIになったばかりの車体ですが、寒い日でもすぐにエンジンが付いて走りだせるというのはやっぱり便利ですね。セルスイッチのワンプッシュでエンジンが付きます。

今ではそんな事当たり前ですが今までのバイクは、走りだすのに暖機が必要だったり、エンジン点火をアクセルの加減で拾ったりしていたのでこの"当たり前"がとてもありがたいです。ちなみに暖機時は2000回転、通常のアイドリングで1000回転ぐらいです。

燃費は26km/Lから30km/Lの間です。タンク容量が12Lなので300kmは走ってくれるでしょう。

VTR250の悪い所

シートに難あり

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このタンクからタンデムシートに向けて抉ったようなシート形状が足着きの良さに貢献しているのですが、身長180cmの自分にはどうしても窮屈。特にリアへ荷重を載せたくてお尻を後ろにズラそうとしても盛り上げっているため動かせません。

また純正シートは硬めでロングツーリングの時お尻に優しくありません。掲示板等を見るとゲルザブ等で対策している人が多いようです。

 

純正レバーの自由度が低い

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店頭納車の際、分厚い冬グローブだったこともあってか2本指の操作でクラッチが切れない状態だった。ギリギリまでレバーを遠目に設定してなんとかクラッチを切れる状態に。バイク店の人も「乗りなれた人にはもう少し遠目がいいですよね。間口の広いバイクなのであえて緩い設計なのだと思います。」とのこと。しっくりこない場合は車外品への変更も検討した方が良いだろう。

サイドスタンドに不安感

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VTR250はセンタースタンド無く、サイドスタンドのみなのだがこのサイドスタンドを使用すると角度がなく直立に近い形になるのだ。Hondaのバイクなので大丈夫なように設計されているのだろうが、どうしても横風の強い状況や、傾斜地に駐輪していると倒れるのではないかと不安になります。

追記:2018/10/15

残念ながら恐れていた事態が起きてしまいました。強風によりサイドスタンドとは逆側に倒れてしまいました。駐車時は注意しましょう。

台風でVTR250のレバー損傷……補修品を購入する - ゆに昆布

誰でもどこでも走れる。それがVTR250

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という訳でまとめ。悪い所は細かい所ばかりですが、それだけこのバイクの完成度が高く不満点が少ない事を表わしています。

近所の足に使っても良し、私のVTR250のようにツーリング向けの装備を施して遠出をするも良し。気負いなくどこへも走る事が出来る。この万能性こそがVTR250の素晴しい所でしょう。

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購入時の状態はこちらの記事をご覧になって下さい。購入検討をされている方の参考になると思います。

スズキのVツインエンジンのバイクと言えばSV650。VTR250に乗った最初の感想が「小さいSV650だ‼」でした。メーカーと排気量は違えど乗り味は似ていると思います。

 

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