バイク乗りの皆様は夏をいかがお過ごしでしょうか。外出自粛ムードも落ち着いて来ましたしそろそろロングツーリンに繰り出したいと考えた私。8月の3連休を使ってバイク旅に出かけたのですが……
ひとまず万座温泉で身を癒やす
当初の予定では連休を使い未踏の地である東北は青森まで走る予定でした。しかしながら天気予報は以下の通り。
台風5号発生 北日本も台風と前線の危険な組合わせ(饒村曜) - 個人 - Yahoo!ニュース
連休中ずっと雨が降るという予報だったので前日に計画変更。北上を断念し、西へ向かうことにしました。
温泉好きで毎週のように温泉に通っていたのですが、コロナで温泉に入るを辞めておりました。そこで人気のない温泉で泉質の良い湯に浸かりたいと思い向かったのは万座温泉。道中の万座ハイウェイもワインディングの楽しい良い道でした。
最初に到着したのは豊国館。万座温泉のほとんどがおっきなホテル所有のものですが、こちらは湯治宿といった構えです。少々古いつくりの建物ですがそれもまた味というもの。
そして万感の思い出入った温泉がこちら。白濁の硫黄温泉!期待した通り良い泉質です。内湯の他に万座の草原を眺めながら入れるかなり広い露天風呂もあります。
久々に入る温泉に身も心も癒やされました。
曇り空の中毛無峠へ
次に向かったのは昨年訪れた場所で最も気に入った毛無峠。しかし天気がご覧の通り。重い雲が空を覆っております。
毛無峠に到着。前年訪れたときよりもかなり人が多く賑やかです。
それにしても雲が多い。折角梅雨明けしたのだから綺麗な青空を見たいものです。
毛無峠については以前の記事の方で紹介しているので割愛します。
ちなみに今回は初めてVstrom650XTにツアーシェルケースをつけたフルパニア仕様でございます。結構気に入ってます。
【スポンサーリンク】
?
黒部ダムへ
毛無峠を西に移動して長野県に入ります。夏の長野はやはりいいですね。気温が低く、渋滞もほとんどないので走りやすい。夏は長野に限ります。
大町アルペンラインを走る。通常のシーズンならここも渋滞が酷いようだが今回はガラガラ。快適に走ることができた。
扇沢まで来ました。長野側から乗用車でこれるのはここまでとなります。駐車料は無料。ありがたい。
黒部ダムへのアクセスは富山県側からと長野県側の2つがあります。富山県側からだと乗り継ぎが多く、運賃が非常に高くなり時間もかかります。
黒部ダムまでは専用の電気バスで移動。山をくり抜いたトンネルを進みます。移動の間も車内で黒部ダムの歴史やバスの説明があり退屈にはなりません。
黒部ダム。とにかく水の放水量が凄い。常にこの量の水が出ています。
様々な高さから放水を見ることができて楽しいのですが階段の上り下りが結構シンドイ。
ここも快晴であればなと悔いの残る訪問となった。
石川入りを断念。更に南下することに
黒部ダムの後は北上して石川県で一泊するつもりだった。しかし天気予報で明日の天気を確認すると日本海が全て雨。咄嗟ではあるが再度計画を変更。南下して2日目は静岡に向かうことにした。急な予定変更だったため21時過ぎまでバイクを走らせて極力南に行くことに。
長野県は飯田で一泊。緊急に手配した宿だったがご飯も美味しく、広めの温泉で5時から走り続けたツーリングで心が休まった。
テキトーなホテルに入り適当な飯を食べ温泉に入り、飲み足りないなとテキトーな酒とお菓子をつまみながら地域のテレビを眺めたりするの好き pic.twitter.com/cnYcGgrmZT
— ゆにこ (@unico09) August 8, 2020
その証拠にこのようなポエムツイートをしながら酒を飲んでいる。そして翌日……
寝坊した
下栗の里へ激走
完全に寝坊しました。目覚めたのは9時半。朝食付きでホテルを取っていたのにレストランがすでに閉まっており朝食を取ることができなかった。ショック!
10時に宿を出るもガソリンスタンドが見つからなかったりして更に遅れる。心地よい山道を走りながら下栗の里へ。
展望台の近くまでバイクで行けると思っていたのに片道20分の山道である。朝飯も食わずに山道を駆け足で走る。自分は何をやっているのか分からなくなり始める。
下栗の里の景観は前回の記事をご参照ください。これまた天気がパッとしない感じでしっくりこない。それでも貴重なこの景色を目とカメラに収めてまた駆け足でバイクのもとに戻る。
度重なる予定の変更に心が折れる
次に目指すのはバイクで渡れる吊橋で有名な静岡県の北部にある井川大橋だ。遠山郷から向かうには大きく山を迂回する必要があり4時間はかかる。下栗の里を12時に出たので昼食を短く済ませれば日の出ている間に到着できる算段だ。
それにしても工事区間が多く何度も停車させられた。
しかしトラブルは続く。道の途中で車やバイクが大量に止まっている。何事かと聞けば工事車両の通行等で30分ほど待たないといけないらしい。
心が折れた。
まだこの時点で3時間以上走る道のりが残っているのだ。気温も36℃を超え暑さによる疲れも出ている、この焦った心で走れば事故のもとだろうと考え今回のツーリングはここで終えることにした。浜松へ抜けて帰ろう。
浜松神社めぐり
それでも折角浜松に来たんだしと周辺の神社めぐりをしていくことにした。
静岡のバイク神社で有名な大歳神社。安住神社ほどバイク要素はない。
GoogleMap: 大歳神社
世相に合わせてアマビエ様がいたりした。
つぎに訪れたのは見付天神。ゆるキャン△の漫画で台詞内だけ出ていたと思う。
GoogleMap: 見付天神
本来ならこういう願掛けものをベタベタ触るところだが世相が世相なのでハンカチ越しにタッチ。
見付天神は歴史も長い神社で境内内に様々な伝説の類の解説がありとても興味深かった。
見付天神のすぐ側にあるのがこちらの霊犬神社。この地方にはしっぺい太郎伝説というのがあり、全国でも珍しい愛犬の健康祈願等のご利益があるとされます。私が訪れたときも犬を連れた人をちらほら見かけました。
最後は下道7時間
そんなこんなで最初から最後まで計画通りに進まなかったロングツーリングの最後は見付天神から自宅まで270km7時間の下道ツーリングです。今回のツーリングで救われた点はVstrom650のロンツー適正ですね。どんなに走っても疲れをあまり感じないという安心感は今回のような行程がころころ変わる行きあたりばったりなツーリングにはとても頼もしい。最後の7時間も思った以上に苦ではありませんでした。
今回はいろいろ失敗に終わりましたが次のロングツーリングこそは成功させたいです。
・前回の失敗ツーリング